パソコンの修理やサポートに出向いて、簡単に(ほんの数分間で)解決できることが稀にあります。出張の場合は出張料金をいただくのですが、正直に言いますとこれが非常に気が引けるというか申し訳なく感じることがあります。そんな気まずいことにならないために、一般の方でも簡単にチェックできるトラブル時のチェック方法をご案内します。もちろんこれだけで解決できることの方が少ないですが『一度やってみても損はしない』というスタンスで試していただければ幸いです。
それでもダメな場合は「ヘルプを要請してください」と記載していますが要請先が弊社であれば最高に有難いです(笑)

あせらないで!簡単に直ることもあります

電源スイッチを押してもウンともスンとも言わず何の反応もない。あせりますよね。これって重大な故障の場合も多いのですが、簡単に直ることもあるんです。
簡単に直せるときの犯人は『静電気』です。
パソコンも長く使っていると、内部に不必要な電気が溜まってしまいこれが電源が入ることを邪魔している場合があります。
この場合は帯電した電気を放電してあげれば、あら不思議?何も無かったように起動してしまいます。

その方法はノートパソコンとデスクトップパソコンで異なります。

ノートパソコンの場合

電源アダプターを抜きます。
バッテリーをはずします。(はずし方はマニュアル等を参照してください)
電源ボタンを数回空押しします。
そのまま数分間放置します。時間に余裕がある場合は一晩放置してください。
バッテリーを取り付けて電源アダプターを接続して電源を入れてみてください。

古いパソコンの場合、バッテリーをはずして電源アダプターを接続すると、起動することもあります。
バッテリーの劣化で十分な電圧をパソコンに供給できていないことが原因ならこれで直ります。

デスクトップパソコンの場合

電源コンセントを抜きます。(なるべくパソコン本体側を)
電源ボタンを数回空押しします。
そのまま数分間放置します。時間に余裕がある場合は一晩放置してください。
電源ケーブルをつなぎ直して電源を入れてみてください。

メインメモリーの脱着(腕に覚えのある方限定)

メインメモリーの場所が分かり、取り付け取り外しが自在にできるという方限定です。
誤って新たな故障を誘発する場合がありますので、あくまでも自己責任で行ってください。

上記の電源断の処置を実施後、メインメモリーの脱着(抜き差し)を行ってください。
メモリーのチップは静電気に弱いので、必ず事前に体や衣服の静電気を放電してから実施してください。

上記方法でもパソコンの電源が入らない場合は、ヘルプを要請してください。