いつもお世話になっている福岡市南区の法人様の事務所への出張です。

表題のHPの超小型デスクトップ2台のハードディスク交換のご依頼。
2週間ほど前にこの内の一台が起動できなくなって訪問修理したパソコンです。
その際はWindows7のシステム修復ディスクでのスタートアップ修復で改善できたのですが、2台とも時々フリーズや起動失敗が起きているとのことでハードディスク診断を行ったところ160GBの2.5インチハードディスクが両方とも消耗しておりました。取り返しのつかなくなる前に新しいものに交換した方が安全、ということをアドバイスさせていただきました。

本日お客様が会議中でパソコンを使用されない時間を見計らって作業を開始しました。
US=ウルトラスリム モデルというだけあって幅66mm高さ251mm奥行254mmというノートパソコン並みのコンパクトな筐体にほぼ隙間無くパーツが納められています。

これまでと同一の環境で使用できるように内蔵のハードディスクの内容を用意した新品の2.5インチ500GBのハードディスクにクローンコピーします。
クローンコピーにはフリーソフトの『Easeus Todo Backup』を使用します。以前はジャストシステムが国内販売元になっている『Paragon Harddisk Manager Suite』というパッケージソフトを使用していましたが残念ながら使用しているバージョンがWindows10非対応となってしまいましたので最近はもっぱらこちらをメインに使用しています。尤も今回のOSはWindows7なのでParagonでも問題なかったのですが。
興味のある方は EaseUS Software のサイトをご確認を。有料版もあります。(使用の際はお約束の自己責任で)
新しいハードディスクをUSBで接続後、EaseUSの起動ディスクからブート。少々待たされますが起動画面の後メニュー画面が表示されます。メニュー画面の【クローン】ボタンをクリック
後は今回のように160GB→500GBというようにハードディスクのサイズが大きくなった場合は『EDIT』ボタンをクリックしてパーティションサイズを最大に拡大して『実行』します。

Easeus todo Backup起動画面

起動画面

Easeus menu

メニュー画面

環境によって異なりますが、500GB程度のハードディスクで約1時間程度でクローンが完成します。
今回は70分前後で完了しました。

2台のパソコンのクローン作製を併行して完了後は旧ハードディスクを新ハードディスクに入れ替える作業です。
(画像の不足と分かりにくさはマニュアル参照ということでご容赦ください。20ページ以降に記載されています)

1.本体背面のビスを緩め、サイドパネルを手前に引き抜く。
HP 800Pro US1

2.フロントカバーをとめている3箇所のラッチを上方向に持ち上げはずす。
HP 800Pro US img2

3.光学ドライブ固定ブラケットのリリースラッチを押しながらドライブを前面方向にスライドさせ取り外す
IHP 800Pro US img3

4.ハードディスクマウンターの留め金を引き上げるとマウンターごとハードディスクを引き抜くことができる。
IHP 800Pro US img4IHP 800Pro US img5

5.新しいハードディスクと交換後逆の手順で筐体を閉じて完了

再起動時にスタートアップ修復が必要になる場合がありますので、事前にWindows 修復ディスクを準備しておくことが必要です。
今回も2台ともスタートアップ修復が必要でしたが無事2台とも以前の環境のまま起動してくれました。

と、問題なく完了したはずだったのですが想定外のトラブルが退出後に発生してしまいました。
続きはPart2にてご報告します。

<7月1日追記>

EaseUS Todo Backup の販売元であるEaseUS software 社様からご指摘をいただきました。
当初製品名を Easeus と表記しておりましたが正確には EaseUS でした。確かに製品ロゴもそうなっています。
お詫びして訂正するとともに、リンク先を修正しておきました。
我社のような場末のサイトまでチェックされるのも「大変だなぁ」と同情する次第ですが、まあそれだけきっちりした会社なんだろうな、という印象を受けました。