何度もご依頼いただいている大野城市のお客様からお電話を頂きました。

「マイクロソフトから“6月末でWindows Live メール2012が使えなくなる”というメールが来たのですがどうすれば良いのですか?」とのお問合せ。
そんな話は聞いたことがありませんので、何かフィッシングメールの匂いがします。メールの真偽を確認するため、弊社宛に転送していただきました。

これがOutlook.com(マイクロソフト)からの通知メールです(クリックして拡大)
outlook_com information

危惧したフィッシングメールではなく正真正銘のマイクロソフト社からのメールでしたが普通に読んでもイマイチ分かりません。要約するとこんな感じです。
Microsoft が提供する Web ベースの無料メールであるOUTLOOK.COMのメールアカウント(@outlook.jp、@outlook.jp、@hotmail.com、@live.com、@msn.com等)を利用しているユーザーで送受信にWindows Liveメール2012を使用している場合は6月末でLiveメールでの同期(送受信)ができなくなる。

対策としてWindows8.1かWindows10のメールアプリを使用してください。Windows7を利用している場合はWindows10にアップグレードした後にメールアプリを使用してください。

調べてみるとWindows Liveメールでも対策アップデートをすれば使用できる、らしいですがその対策アップグレードにバグがあってLiveメールが起動できなくなる、文字化けする等のトラブルが発生しているようです。

ただもうひとつ簡単で確実な対策があるのですが、このマイクロソフトの案内ではさらっと流されており8.1や10へのアップグレードが最善の策のように書かれています。
このメールアカウントはWEBメールなので、当然ながら任意のブラウザーでOUTLOOK.COMにアクセスさえすればこれまで通りメールは利用できます。YahooメールやGメール等と同じです。

お客様は「Windows10へのアップグレードはしない」とのことでしたので、ブラウザーでのアクセスをお勧めしました。
「これ以外にもいくつか聞きたいことがあるので、訪問してほしい」とのことでしたので、伺いました。

まずはご利用のブラウザIE11でOUTLOOK.COMへのリンクをデスクトップ上に作成。これでWindows Live メールと同じようにメールの送受信ができます。
Windows7のデスクトップパソコンと別にWindows8.1のタブレットをお持ちなのでこちらも同じようにしてほしいとのことでしたがタブレットの方はメールアプリで開いておられたので問題なし。
ついでにいつの間にか起動と同時に開くようになったと言われる偽セキュリティソフトの【Registly Reviver】をプログラムの削除からアンインストール。
Registry Reviver

 

 

 

 

 

 

以上で作業完了。出張料+作業料で5,000円(税抜)の料金となりました。

Windows Live メールはまだまだ使えます

このOUTLOOK.COMでの話からWindows Live メールがもう使えなくなる、という一部誤った情報が流れているようです。
上記のようにWindows Live メール上で使用できなくなるのはマイクロソフトのフリーメールアカウントだけです。
一般的なPOPメール(OCN、Biglobe、SONET等のプロバイダーのメール)、企業や自営業等で取得されている独自ドメインのメールアカウントはこれまで通りWindows Live メールで使用可能です。