以前「Windows10のスタートメニューが開かない」というトラブルで修理をご依頼いただいた大野城市のお客様。
Windows10はその後快調に動いているが、今回は使っているとパソコンの底面が触れないくらいに熱くなってしまう、とのことで再度持込み修理をご依頼いただきました。

パソコンはCPUからの発熱で多少は熱を持ってくるものですが、今回は確かに異常な熱さです。内部に埃が溜まって冷却がうまくいかずにこうなってしまうのが一般的な例。お客様自身も「そうかもしれないと思って見える部分は掃除機で吸い取ってみたのですが…」とうこと。
この機種はメンテナンス性が高く2箇所のビスを外すだけで底面のパネルが取れメモリー、ハードディスク等にダイレクトにアクセスできます。この状態でCPUファンも見えているのですが、目視できる範囲ではうっすらと埃が見える程度です。

今の所起動に問題はないのでSpeed‐FanというフリーソフトをインストールしてCPU温度を測ってみました。スクリーンショットを取り忘れてしまったのですが、CPUコアの温度は90℃を超えています!このままではいずれ熱暴走で使用中にシャットダウンしてしまうことになるでしょう。

ファン清掃は必須の状態ですが、見えない部分に埃がある可能性が高いので取り外しが必要ですが、このままでは取り外せません。完全に分解することが必要なので一旦お預かりすることに。

LENOVO G580 ファン清掃1

LENOVO G580-2

キーボードを外し上下のカバーを外しマザーボードを取り外します。
LENOVO G580-3LENOVO G580-4

見えなかったファンの裏側にかなりの埃とヒートシンクの排気口にたっぷりの埃が詰まっていました。今回のトラブルはこの排気口のつまりが主原因だったようです。
LENOVO G580-5LENOVO G580-6

埃をすべて取り除き試運転すると、コアの温度は50℃台で安定しました。

と、ここまで順調に終了したように書いてきましたが、実は初回は排気口の詰まりに気づけずファンの清掃だけでパソコンを閉じてしまいました。それでも改善できずに再分解で排気口を清掃。分解/組み上げを2度繰り返すこととなってしまいました。
A4ファイルサイズのノートパソコンの分解清掃は8,000円(税抜)で実施いたします。
(一部Let’s Noteやその他モバイルノート等は価格が異なる場合があり、お受けできない機種もございます)