初めてご依頼いただく福岡市南区の法人のお客様。
今回のパソコンはONKYOのノートPC M513A3。
ONKYOと言えばオーディオメーカーですが、2008年にソーテックを吸収合併して自社ブランドのパソコンを販売しています。オーディオメーカーらしくオーディオ性能が高いパソコンを作っています。
さて、このノートPCですが突然電源が入らなくなったとのことで、性能にも不満があり新しいノートへの買い替えを予定しているとのこと。
ただ業務で使用している大切なデータが入っているとのことで、データ救出をご依頼いただきました。通常ノートPCのハードディスクは底面のカバーをビス1、2本で外して取り出せるのですがこの機種はハードディスク、メモリーともに底面から簡単にアクセスできるものではありませんでした。ハードディスクの状態にもよりますがデータ復旧にも時間がかかることも予想される為、一旦お預かり修理とさせていただきます。
底面カバーをとりはずすとこのようにハードディスクがど真ん中に鎮座していました(左画像)。取り出したハードディスクを作業用PCにSATA接続後アクセスしてみますが、右画像のように弾かれてしまいます。
起動できなくなった原因はハードディスクにもあるようです。
まずはハードディスクのデータ復旧が最優先なので、復旧ソフトでデータ復元を試みます。
障害のあるハードディスクのスキャンは非常に時間がかかります。
このノートパソコンに搭載されていたのは250GBという昨今では大容量とも言えないサイズですが、それでもスキャン終了まで10時間程かかりました。
復旧ソフトでスキャンしたデータはディレクトリー構造やファイル名が再現されないことも多いのですが、今回は最終的にお客様からリクエストのあったデスクトップ、ドキュメントフォルダのファイルほぼすべてがフォルダ構造、ファイル名ともほぼ完全な形で6GB強のデータを復元することができました。これを2枚のDVDに焼いてお客様にお渡し、大変喜んでいただきました。
お渡しの時にはお客様はすでに新しいパソコンを購入済みで「早速新しいパソコンに移します」と張り切ったご様子て帰られました。
弊社のデータ復旧メニュー:レベル2の作業(5GBまで10,000円(税抜き))で合計10,800円の料金となりました。
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