久々の投稿です。
巷ではWindows11がリリースされてしばらくたつのですが、なんと今回はWindowsXPがらみの案件です。
Windows7以降業務用アプリケーションがXPにしか対応しないという事でビジネスの現場(特に建築関係)ではXP機が今も現役で活躍しています。
マイクロソフトのサポートが終了していることでネットに接続されているケースは少ないですが、長期間使用されているためトラブルが発生するケースも多いです。
今回のお客様は、マウスコンピュータのXP機をご利用ですが、電源ユニット辺りから異音がするのとハードディスクの障害が心配とのことで、電源ユニット交換とハードディスクからSSDへの換装をご依頼いただきました。
現在のアプリケーションやデータの環境はそのまま残したいとのことで、500GBのハードディスクの内容を256GBのSSDにクローンコピーします。
クローンコピー自体はフリーソフトで実施可能です。ただ、定番のEaseUS Todo Backupですが今ダウンロードできる最新のフリー版ではクローンコピーは不可となっています。当店のメインPCには有料版のものが入っているのですが対象PCからハードディスクを外してSSDにクローンしても戻したSSDからは正常に起動できないケースが多々あります。修復には面倒な処理が必要なため、できれば元PCにTodo Backupをインストールしてクローンするのが一番です。
そこで当店は以前から使用していたVersion12という古いTodo Backupを対象機にインストールしています。
無事インストールが完了してSSDをUSB経由で接続、Todo Backupを起動しようとするとエラーを吐いて起動できません。
エラーの内容は『プロシージャエントリポイント Getlogical Processsor InformationがダイナミックリンクライブラリKERNEL32.dllからみつかりませんでした。』だそうです。
グーグル先生にお伺いを立てるとWindowsXP SP2のPCでは色んなアプリでこの内容のエラーが頻発するようです。
果たしてこのPCもSP2で止まっていました。
何かその理由があるのかとお客様に確認してみると「特に理由はない。ネットにつなぐのが怖くてUpdateしていないだけ」とのことでした。
XP全盛期にはSP2→SP3へのアップデートはよく実施していましたので、幸いその際に使っていたディスクが残っていました。
更新には1時間以上かかったものの再起動すると無事Todo Backupが起動、クローンコピーも問題なく完了しました。
電源ユニットは事前に交換しておいたので、新品SSDをPCに接続して起動確認してミッション完了です。
電源ユニット交換、SSD換装等で25,000円(税抜)の作業でした。